”なーすのて”が生まれるまで
和歌山県の豊かな自然の中、3人兄妹の長女として誕生。
就職を機に神奈川へ移り、看護師としての道を歩み始めました。
総合病院の外科病棟で経験を積んだのち、短期海外留学を経て帰国。
その後は外資系企業に勤めながら訪問入浴を中心に、さまざまな看護の現場に携わりました。
「人と深く関わることこそが看護の魅力だ」と再確認し、コロナ禍を機に一般企業を退職。
その思いを胸に、訪問看護師としての道を選びました。
もともと“一人ひとりと丁寧に向き合う看護”が好きだった私にとって、訪問看護は天職でした。
その思いをさらに深め、訪問看護の現場でより良いケアを提供したいと考え、
アロマテラピーの知識やリンパケアセラピストの資格を取得しました。
その後、結婚・不妊治療を経て第一子、そして第二子を出産。
出産は言葉にならないほどの感動でしたが、子育ては楽しいことばかりではありません。
夫婦共に地方出身で身近に頼れる親族がいないこと、男性の育休もまだ普及していない頃だったこともあり、育児が過酷に感じる日も多くありました。
そんな時に私を支えてくれたのは、さまざまな「子育てサービス」でした。
産後ケア施設でのご飯やマッサージに癒され、ファミリーサポートで子どもを預けてリフレッシュできた日には、心が軽くなるのを感じました。
ただ、もともと好きだったアロマのリラクゼーションだけは、子どもをもってからは“なかなか行けない”ものになってしまいました。託児料金や移動の負担、子どもを連れていく不安
——どれをとってもハードルは高く、気づけば「自分のためのケア」を諦めることばかり。
同じように頑張るママと話していても、
「受けたいけど、行けない」
「外出するくらいなら家で休んでしまう」
そんな声がたくさん聞こえてきました。
外出できないから諦める。
疲れているから諦める。
余裕がないから諦める。
気づけば私自身も、同じように“諦める癖”がついていました。
——でも、本当は諦めなくていいはず。
この状況を、少しでも良い方向に動かしたいと強く感じました。
リラクゼーションを受けに行く料金に、ほんの少しプラスするだけで、
「ママのやりたいこと」をサポートできたら。
「自分を後回しにしてきた人が、少しでも自分に欲張れるように」できたら。
それは育児だけでなく、介護に追われている方も同じです。
訪問看護の現場では、自分のことを後回しにして頑張る人をたくさん見てきました。
そんな人ほど、誰かを頼っていい——
だからこそ、このサービスを立ち上げました。
内容はシンプル。
けれど、思いは誰よりも強い。
もしやりたいことがあるなら、リラクゼーションの時間を短くしてもいい。
「あの部屋を片付けたい」
「料理を仕上げたい」
「趣味を再開したい」
「誰かに話を聞いてほしい」
あなたのニーズに合わせて、一緒に越えていける存在でいたい。
「一人じゃないよ」
そう言える手でありたい——
それが、“なーすのて”をつくった理由です。



